ELEPHANT | VINTAGE SCANDINAVIAN MODERN DESIGN &

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ELEPHANT
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ERIK HÖGLUND
Primitive Modernity


DATE : 2025年11月5日(水)~12月8日(月)
PLACE : 伊勢丹新宿店 本館2階「ISETAN THE SPACE/イセタン ザ・スペース
ADDRESS : 東京都新宿区新宿3-14-1
TEL : 03-3352-1111 大代表

北欧モダンデザインにおける異端のデザイナー、エリック・ホグラン(1932–1998)。
彼の作品は、土着的な造形を再構築したモダニズムとして、原始的な力強さ(プリミティブ)と洗練された現代性(モダン)という相反する要素が調和した、
独創的な造 形美を特徴としています。
また、12歳で糖尿病を発症し、多くの困難を乗り越えてきた経験が、作品に独特の生命力を与えているようにも感じられます。
既成概念にとらわれないそのスタイルは、当初こそ賛否両論を巻き起こしましたが、自身の信念を貫き通し、
1957年には北欧のデザイナーを対象とした最も権威あるルニ ング賞を最年少で受賞。その表現が「北欧デザインのひとつ」であることを証明しました。
一躍脚光を浴びて時代の寵児となった彼の作品は、当時の世間を席巻しましたが、模倣品の横行や大衆化によって次第に輝きを失い、やがて時代の中に埋もれていきまし た。

ELEPHANTは、エリック・ホグランのクリエイティビティに魅了され、彼の作品に再び光を当て、その価値を見つめ直しながら、
多くの人々に魅力を伝えていくことを目 的に、2009年から毎年展示を行ってきました。
今回の展示は、その集大成とも言える、質・量ともに最大規模の内容となります。
これまで20年にわたり集めてきたコレクションをもとに、BODA社時代のガラス作品を中心に、鍛鉄や木工など多岐にわたる作品群も展示します。
さらに、芸術家としての側面を示す絵画作品や、サマーハウスで実際に使用されていた私的空間の品々もあわせてご覧いただけます。
展示販売としては、本国スウェーデンを含め、世界に類を見ない規模・内容を有し、知られざる彼の作品の世界を体感するとともに、
その独自の魅力を感じていただける 機会となれば幸いです。

ERIK HÖGLUND | エリック・ホグラン (1932-1998)

エリック・ホグランは、スウェーデンの芸術家/デザイナー。ガラス工芸、絵画、彫刻など幅広い分野で活躍しました。
ストックホルムのKonstfack(現在の国立芸術工芸デザイン大学)で彫刻を学んだ後、1953年から1973年までBODA社でデザイナーとして活躍。
北欧の伝統、土着文化から生まれた手の温もりを感じるプリミティブな作風で、ガラス工芸に新しい風を吹き込みました。
既成概念にとらわれないその特異なスタイルは、職人をはじめ販売店や消費者になかなか受け入れられずにいましたが、
彼は、モノづくりへの情熱、そしてたゆまぬ努力によって信頼を勝ち取っていきました。
1957年には北欧のデザイナーを対象とする最も権威のあるルニング賞を受賞。
25歳での受賞は、ハンス・ウェグナー、タピオ・ウィルッカラ、カイ・フランク、ティモ・サルパネヴァなど蒼々たる歴代受賞者の中で最年少での受賞でした。
1973年以降はアーティストとして活動を主とし、PUKEBERG、Pilchuck Glass Shcool等を経て80年代後期にはStudioglas Stromshyttanで98年に亡くなるまで活動を続けました。
生涯を通じ絵画や、国内外でガラス、鉄、銅など様々な素材を用いて150以上もの公共モニュメントを制作。
スウェーデンの巨匠、ラッセ・ハルストレム監督の“マイライフ・アズ・ア・ドッグ”にでてくる山間の小さな村のガラス工場の芸術家は、エリック・ホグランがモデルとなっています。

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