
BERNDT FRIBERG exhibition "refind form and glaze"
ベルント・フリーベリ展 『洗練された形と釉薬』
PLACE|ELEPHANT
DATE|2010年3月13日(土)~3月28日(日)
OPEN|12:00-20:00 / 期間中無休
ADDRESS|東京都渋谷区神宮前4-14-6表参道ハイツ103
ACCESS|東京メトロ 銀座線・半蔵門線・千代田線 表参道駅 A2出口より徒歩4分
TEL&FAX|03-5411-1202
作品協力:ギャラリー北欧器
ベルント・フリーベリは、北欧のミッドセンチュリー期を代表する陶芸家として活躍しました。
日本や中国の宋時代の陶磁器に影響を受けたとされる作風はフォルムの美しさ、釉薬の繊細さ、高台やサインの描き方に至るまで大変丁寧な仕上がりが特徴的です。
22年もの長い下積みを経た彼の経歴をみると、他の追随を許さない美しさが、長年の基礎によって完成されたものであると推測できます。
フリーベリと同時代の作家でアートディレクターとして活躍したスティグ・リンドベリには、美をプロダクトに昇華させる天才的な感性がありましたが、 フリーベリには若くして培われた職人的な感性が備わっていたため、アートディレクターの道を選ばず、自ら轆轤を回し続け、釉薬の研究に没頭した生涯を送ることになります。
このエキシビジョンは、1940年代の初期作品から1970年代までの晩年の作品まで、60余点を展示販売いたします。
実際に手に取りご覧いただき、洗練されたフォルム、釉薬の美しさを感じていただければ幸いです。
Berndt Friberg / ベルント・フリーベリ(1899-1981)
1899年にスウェーデンのホガナスで生まれる。13歳よりホガナス窯で作陶助手として働き始め、同時にテクニカルスクールに通う。その後いくつもの窯を渡り、35歳まで下積み時代を過ごした。34年よりグスタフスベリ窯に籍を置き、アートディレクター、ヴィルヘルム・コーゲに師事、44年に独立と同時にグスタフスベリ内に自らの工房を設立。生涯、数千におよぶ器を自ら轆轤で制作し東洋的な釉薬を追求した。フォルム、釉薬とも女性的な美しさを感じさせる繊細で優美なものが多く、特に指先にのるほどの小さな陶器は器の宝石と例えられる。スウェーデン国王をはじめ世界中にコレクターが多く存在し、作品はスウェーデン国立博物館、コペンハーゲン装飾工芸館、デンマーク博物館、ニューヨークメトロポリタン美術館など世界各国の美術館にパーマネントコレクションされています。ミラノトリエンナーレにて1948年、1951年、1954年に金賞を受賞。


